新型コロナ感染歴

◆ 1回目の感染

40度を超える高熱が1週間近く続き、喉の激しい痛みや体の節々の痛みもあり、非常にしんどい感染でした。 それでも、発症からおよそ1か月で元の生活に戻ることができました。

◆ 2回目の感染

2回目の感染では、発熱は39度台後半と高かったものの、3日ほどで熱は下がり、喉の痛みも1回目ほどではありませんでした。

「今回もすぐ治るだろう」と思っていました。しかし──

熱が下がったあとも、めまいや強い倦怠感、ふらつきが1か月以上続いたのです。 病み上がりなのである程度は仕方がないのかと思っていましたが、加えて、左手の感覚が鈍くなるという症状まで現れ、私はただ事ではないと感じ始めました。

はじめは新型コロナ後遺症診察をしている耳鼻科が比較的近所にあったことやめまいの症状が当時一番つらかったこともあったので耳鼻科にかかりました。

耳鼻科での診察は検査上の異常はなしで検査からはめまいを起こしているかも判断できないと言われました。

詳しくは「コロbro新型コロナ後遺症通院地獄ー耳鼻科編ー」をご覧ください。

総合病院に行けば何とかしてくれるだろうと総合病院へ

◆ どこにかかればいいのか分からなかった

耳鼻科では異常なしといわれ、他を紹介するようなそぶりもなかったので、自分では判断がつかず、2次診療を中心に実施している総合病院を受診することにしました。

ただその際、受付でこう言われました:

「紹介状がない場合、診療費とは別に7,000円の追加費用がかかります」

不安な気持ちを抱えながらも、「何か分かれば…」という思いで受診を決めました。

◆ 脳神経外科 → 検査 → 異常なし

受付では「めまいやふらつきがあるなら脳神経外科」と案内され、神経学的検査の結果、左手の反応が鈍いことが改めて分かり、MRI検査を受けました。

しかし結果は「異常なし」。

医師からは「脳神経外科でできることはありません」と告げられました。

「では次にどこを受ければ…?」と尋ねると、「内科を受診してはどうか」と案内されました。

総合病院内でのたらい回し

◆ 同じ病院なのに、また紹介状なし扱い

内科を予約しようとすると、再びこう言われました:

脳神経外科からの紹介であっても、院外からの紹介状がないため、再度7,000円がかかります

同じ病院内の診療科を移るだけで“紹介状がない”扱いになる制度に、深く戸惑い怒りすら覚えました。

◆ 内科でも「何もできません」

内科の診察では、診察室に入ってわずか2〜3分程度のやりとりでした。

「めまいやふらつきについてはすでに十分検査されています」 「内科であらためて勧められる検査はありません」 「他の病院で“めまいの名医”のような先生を探してみては?」

検査は一切なく、2-3分ほど話しただけだったので最終的には診察料も追加料金の7,000円もかかりませんでした。

けれど私は、これまでで一番深く傷つきました。

まるで、「あなたの症状には向き合う価値がない」と言われたような気がしたのです。

「できることはない」と言われるよりも、「何もしようとしない」ことが、つらい

私は医師や医療そのものを否定したいわけではありません。 制度や診療のルールがあることも理解しています。

けれど、原因が分からず苦しむ患者にとって、”何もできない”ではなく、”何もしようともしない”という姿勢の方が心を折るのだと感じました。

症状が見えにくい後遺症に対して、「異常なし」と言われることの無力感。 診療科を回っても、「他へ行ってください」と案内されるたびに削れていく希望。

検査結果には現れなくても、苦しんでいる現実は確かにあるのです。

最後に

同じように、「どこに行っても原因が分からない」「できることはないと言われた」──そんな経験をされた方へ。

あなたの症状は、決して気のせいではありません。 あなたの苦しみは、確かに“ある”ものです。

医者や職場の人間がその症状を信じてくれなくても、少なくとも僕はあなたの症状や苦しみを疑いません。どうか、ご自身の感覚を信じてください。 そして、もしあなたが今、同じような道を歩いているのなら、この文章が少しでも心の支えになることを願っています。

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